アニメ「TIGER & BUNNY」などの脚本を手がけた西田征史
原作・総監督・シリーズ構成・全話脚本・音響監督を務め、
「呪術廻戦」などの話題作を生み出し続ける
アニメーション制作会社MAPPAとタッグを組み、
誰も見たことのない本格水球TVアニメに挑む。
中学3年の冬、水球の全国大会で優勝した清水みなとはその帰宅途中、
交通事故に遭い昏睡状態となってしまう。
203日後、ようやく目覚めたものの、彼は中学3年間の記憶を失っていた。
水球から離れ、気持ちも新たに山南高校へ入学したみなとだったが、
ひとつの約束をキッカケにそこで出会った仲間たちと水球を始めることになる。
しかし、弱小水球部には様々な困難が待ち受けていて……。
ボールを持っている選手に対してはコンタクトが許されているため、
選手同士が激しくぶつかり合うことから「水中の格闘技」と称される。
試合中はプールの底に足をつけず泳ぎ続けなければいけないタフな競技でもある!

水球男子日本代表は、リオデジャネイロ大会(2016年)で
32年ぶりにオリンピック出場を果たし、東京大会には男女ともに出場!

<ルール監修:柏崎水球事業実行委員会>
基本
水球
プールに作られたコートで、互いのゴールにボールを入れ合う競技。
1チーム7人〜13人で編成し、試合に出場するのは7人。そのうち一人はゴールキーパーとなる。
ゴールキーパー以外は両手でボールを触ることは禁止されている。
水球用プール
男子用は、タテ(ゴールラインからゴールラインの間)30メートル、ヨコ20メートル、水深は2メートル以上となっている。
シュートは距離に関係なく、どこからでも1ゴール1点となる。
試合の流れ
1クォーター8分を計4回。第1クォーターと第3クォーターの終了後に2分間のインターバル、
第2クォーターの終了後に3分間のハーフタイムが入る。ハーフタイムでコートチェンジ。
第4クォーター終了時に同点の場合は、各5名のシューターとゴールキーパーを指名しシュートアウトを行う。
試合時間とは別に、攻撃時間が設けられており、攻撃側のチームは30秒以内にシュートを打たなければならない。
帽子
色によってチームを判別するが、ゴールキーパーは両チームとも必ず「赤」を着用。
両サイドにプラスチック製の耳あてが付いていて、プレー中の衝突などで鼓膜が破れないように耳をガードする。
巻き足
体を垂直に浮かせるための「立ち泳ぎ」の泳法。踵で円を描くイメージで、右足は右回転、
左足は左回転で交互に回す。試合中はこの動きを維持し続ける。プールの底に足をつくことは禁止。
ポジション
フローター
相手ゴールの前にポジションを取って、シュートを放つ攻撃の要。味方のパスはフローターに集められる。
ドライバー
コートの左右に位置し、パス回しでボールをゴール前に運ぶ。
相手のディフェンスをかわしながら、自らシュートを放つこともある。
フローターバック
相手チームのフローターをマークして、シュートを抑える守備の要。
激しい争いを制するだけのパワーが求められる。
ゴールキーパー
ゴール前で相手のシュートを阻止する。カウンター攻撃では起点となり、
司令塔的な役割も果たす。ボールを両手で持つことができる唯一のポジション。
反則(ファール/ファウル)
軽い反則の「オーディナリーファール」と、重い反則の「パーソナルファール」に分けられる。
オーディナリーファール
以下の反則では、相手チームにフリースローが与えられる。
また、攻撃側のチームが行った場合は攻撃権も相手チームに移る。
  • ゴールキーパー以外が両手でボールを持つ。
  • ボールを握りこぶしで打つ。
  • ボールを水中に沈める。
  • 攻撃開始から30秒以内にシュートまで持ち込めなかったとき。
  • ボールを持たない相手選手を押すなどの妨害行為。
  • フリースローでのフェイント、意図的な遅延行為。
  • 相手チームのペナルティーエリアでフリースローを直接シュートしたとき。
  • オフサイド(相手ゴールから2メートル以内にボールよりも先に入ったり、留まったりすること)
パーソナルファール
「エクスクルージョンファール」「ペナルティーファール」の2種類がある。
ファールを取られた選手は一定時間退場となり、プール端の「退水ゾーン」で20秒間、
もしくは自分のチームが攻撃権を得るまで待機する。
同じ選手がパーソナルファールを3回取られると、その試合では「永久退水」となり、
この試合は出場できなくなる。
〈エクスクルージョンファール〉
  • ボールを持たない相手選手を捕まえる、沈める、引き戻すなどの妨害行為。
  • 相手選手を意図的に殴ったり蹴ったりする行為。
  • フリースロー、コーナースロー、ゴールスローを妨害する行為。
  • 自陣のペナルティーエリア外で、相手のシュートやパスを両手で妨害する行為。
  • ゴールラインを触る行為。
  • 競技中に審判の許可なくプールから出たり、退水選手や交代選手が入ったりする行為。
〈ペナルティーファール〉
以下の反則では相手チームにペナルティースローが与えられ、ゴールキーパーとの1対1でシュートが打てる。
  • 自陣のペナルティーエリア内で、相手のシュートやパスを両手で妨害する行為。
  • 自陣のペナルティーエリア内で、相手のシュートを反則行為で妨害したとき。
  • ゴールを沈めて相手のシュートを防ぐ行為。
  • 攻撃中ではないチームがタイムアウトを要求したとき。
  • 退水選手が妨害行為や不正行為をしたとき。
  • その反則がなければおそらく得点になったであろう反則。
水球はファールの種類が多いことでも知られるが、難しいことは考えず
「相手方のゴールにシュートを入れて得点する」ことだけ分かれば十分!
ハードなボディコンタクトや、ダイナミックなシュート、
華麗なパスワークを楽しもう!